小正月の行事として各町内会で行われている「賽の神」の一つを訪れました。
訪れたのは、ちぢみの里の近くにある津山町公会堂に隣接した公園です。踏み固められた雪の真ん中にはしっかりした枠組みでできた賽の神があり、他の地域に比べて使われている材木が多いようです。町内会長さんによると、この地区は農家がなく藁の入手が困難なため、夏の頃から廃材を用意して乾燥させていたとのことです。
神主のお払いが始まるころには雪もやみ青空も見えてきました。お払いと抽選会の後いよいよ点火です。火の勢いは強く周りにめぐらせた藁はあっという間に燃えてしまいました。最初は遠巻きにしていた人々も恐る恐る持ち寄ったするめを焼き始めます。会場では、花火の打ち上げやもちつきも行われ、甘酒もふるまわれており、子供からお年寄りまで多くの人が楽しんでおられました。
町内の役員の方のお話では、津山地区は新興住宅地である割に町内の活動は盛んで、冬の賽の神と夏の納涼祭が二大行事だとのことでした。